「廃タイヤ」の取り扱いについて ②

皆さん、こんにちわ(^∇^)。では、前回の続きです。前回は、タイヤがすでに廃棄物として扱われている場合のことを書きましたが、タイヤが廃棄物になる基準について、今回は書きたいと思います。

 

関係者以外の者が見れば廃棄物と思ったものでも、当事者が廃棄物ではなく売却する可能性のある

「有価物」

と主張した場合、それは廃棄物に該当しないとするならあまりに不安定です。

廃棄物に該当すれば、法律に基づいた対応を求められるため、廃棄物逃れをするためにそのような言い分を主張する例があとを断たず、トラブルが続発した過去があります。

そこで、厚生省から次のよう通知が出されました。

厚生省通知(衛環第65号)
廃棄物である使用済みタイヤを有価物であると称して野積みすることにより、生活環境保全上の支障が生じている事案に対し、廃棄物行政を主管する都道府県・政令市産業廃棄物行政主管部(局)長においては、廃棄物の適正な処理を実施するため、下記事項に留意の上、措置命令等の行政処分をもって厳正に対処すること。
1.廃棄物とは、占有者自ら利用し又は他人に有償で売却することができないために不要になった物を言い、これらに該当するか否かは、その物の性状、排出の状況、通常の取扱い形態、取引価値の有無及び占有者の意思等を総合的に勘案すべきものであること。
2.占有者の意思とは、客観的要素から見て社会通念上合理的に認定し得るものであること。
3.占有者において、自ら利用し又は他人に有償で売却することが可能であると認識しているか否かは、廃棄物に該当するか否かを判断する際の決定的な要素になるものではないこと。
4.占有者において、自ら利用し又は他人に有償で売却することが可能であると認識している場合には、占有者にこれらの事情を客観的に明らかにさせるなどして、社会通念上合理的に認定し得る占有者の意思を判断すること。
5.使用済みタイヤが廃棄物であると判断される場合において、長期間にわたりその放置が行なわれているときは、占有者に適正な保管であることを客観的に明らかにさせるなどして、客観的に放置の意志が認められるか否かを判断し、これが認められる場合には、その放置されている状況を処分として厳正に対処すべきこと。
厚生省通知(衛産第95号)
・長期間にわたる放置とは、概ね180日以上の長期にわたり乱雑に放置されている状態をいう。
・占有者に明らかにさせる事情とは、再生利用するために使用済タイヤを有償で売却するもので、かつ履行期限の確定した具体的契約が締結されていること
・実証出来ない場合は、廃タイヤ(廃棄物)と判断する。

かなり端的に基準が明確化されているため、長々と引用しました。

この通知に基づいて、タイヤが

「有価物」であるか

「廃棄物」であるか

を区別する判断の基準としました。

この通知により「廃棄物」に該当するとされた場合、行政指導等が行われることになります。

タイヤを長期間放置すると、蚊やハエなどを発生し、また悪臭の原因ともなります。場合によっては火災が発生する危険性も否定できせん。

廃棄物に該当するか否か以前の問題として、周辺環境に悪影響を及ぼすであろうことは容易に想像ができます。

この通知のように端的に基準を示されると、明確でわかりやすいですネ(^_^)。

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